挿し木、挿し芽(栄養繁殖)のメリットとデメリット |
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挿し木、挿し芽(栄養繁殖〕のメリット
種から増やす実生繁殖(種子繁殖)では、同じ品種でも生長後の性質、たとえば花の色や形、草丈や姿に微妙な違いが生じやすくなります。 この傾向はメンデルの法則でも知られているように、植物が自然界に適応して生存していくために必要な多様性、つまり個体ごとのばらつきを獲得した結果によるものですが、園芸的には、同じ品種なのに個体ごとにばらつきがあることは、あまり好まれることではありません。 わかりやすくいえば、種を買ってきて蒔いてみたら、繁殖力の弱い貧弱な株だったり、期待していた花色ではなかったり、花つきが悪かったりといったことがあると、やっぱりがっかりなわけです。 けれど、植物を親株から採取した種で増やそうとすると、これはどうしても避けることができません。 ところが挿し木や挿し芽などの栄養繁殖では、親株の根や茎、葉といった栄養器官(栄養体ともいいます)を使いますので、親株とそっくり同じ性質の株を簡単に早く育てることができます。こうして繁殖させた株のことを「栄養系○○」ともいいますが、挿し木、挿し芽(栄養繁殖)のいちばんのメリットは、「親株とそっくり同じ性質の株を簡単に早く育てる」ことができるということです。 挿し木で増やしたものが良い性質を持っていたら、その株から挿し穂を取って挿し木で増やす。その増やしたものから更に良い性質のものを選抜する。これを繰り返していけば、お気に入りのゼラニウムをいくらでも増やすことができます。特に種子の出来にくいゼラニウムにとって、栄養繁殖は不可欠ともいえます。 挿し木、挿し芽(栄養繁殖〕のデメリットお気に入りのゼラニウムをいくらでも増やすことができるのが栄養繁殖のメリットだとご紹介しましたが、挿し木、挿し芽(栄養繁殖)にはデメリットもあります。 それは、親株の根や茎、葉といった栄養器官(栄養体)を使う関係上、もしも親株が病気にかかっていたり、あるいは病気の因子を持っていた場合、栄養繁殖によって得た株も、同じ病気にかかる可能性が非常に高くなるということです。 ただしこのデメリットは、健全に生育している健康な親株から挿し穂を取ることで回避することができますので、挿し木(栄養繁殖)でゼラニウムを増やすときは、できるだけ元気で病気のない健康な株から挿し穂を取ることに気をつけてくださいね。。 |
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