ゼラニウムの学名と園芸名 |
このページでは、ゼラニウムの学名と園芸名についてご紹介しています。当サイトのすべてのページは、本文下の総合ページリンク一覧からご覧いただけます。 |
◇このページ内の各項目をご覧になるときは、以下のページ内リンク一覧(目次)をご利用ください。 |
スポンサーリンク
|
ゼラニウムの学名と園芸名
ゼラニウムは、フウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム属)の半耐寒性の多年草(日本の気候環境下では一年草としてのライフサイクルを持つものも含みます)の総称で、園芸名をゼラニウム(Geranium)、学名をペラルゴニウム(Pelargonium)といいます。 (正確には、それぞれの品種ごとに、ペラルゴニウム(Pelargonium)・○○○といった、それぞれ個別の学名があります) ゼラニウムの野生種は、南アフリカ、熱帯アフリカ、地中海西部、アラビア半島からオーストラリアにかけて自生し、その大半は南アフリカに分布するとされています。 そして、現在の園芸品種としてのゼラニウムは、その多くが南アフリカのケープ地方原産のペラルゴニウム・ゾナレ(Pelargoniumu zonale)と、ペラルゴニウム・インクイナンス(pelargoniumu inquinans)を交配させたものが祖先といわれています。 ゼラニウムの学名と園芸名にまつわるエピソード植物学上の名前(学名)と園芸上の名前(園芸名・通称)が違う植物というのは、それほど珍しいことではないのですが、ゼラニウムはかつて、植物学者のリンネ(カール・フォン・リンネ:スウェーデンの博物学者・生物学者・植物学者)の分類体系に従ってゲラニウム(ゼラニウム)属に分類されていました。 そのため園芸の世界でも、長い間ゼラニウムという呼び名で広く親しまれてきました。 その後、ゼラニウムは植物学の分類が見直され、ゼラニウム属とペラルゴニウム属のふたつに分類が分かれることになり、従来からゼラニウムとして親しまれてきた多くの品種がペラルゴニウム属に分類変更されました。 それに伴って、ゼラニウムは、学名もペラルゴニウム(Pelargonium)に改められたわけですが、園芸の分野では、それまで長い間親しまれてきたゼラニウムという呼び名が広く普及していたことから、現在でもゼラニウムという呼び名とペラルゴニウムという呼び名が共存しているという経緯があります。 園芸的には四季咲きのものがゼラニウムまたあくまでも園芸の分野だけの話ですが、ペラルゴニウム属のうち四季咲きの品種をゼラニウム、一季咲きのものをペラルゴニウムと呼んで区別していることが多いようです。 このことについて、Wikipediaのテンジクアオイ属のページに解説がありますので、引用してご紹介します。 (ここから引用…) 普通、園芸植物として栽培されるものはゼラニウムと総称されるが、紛らわしいことに、ゼラニウムとは同じ科のゲンノショウコなどが含まれるフウロソウ属 (Geranium) のことでもある。この2つの属に属する植物は元は Geranium 属にまとめられていたが、1789年に多肉質の Pelargonium 属を分離した。 園芸植物として栽培されていたテンジクアオイ類はこのときに Pelargonium 属に入ったのであるが、古くから Geranium (ゼラニウム、ゲラニウム)の名で親しまれてきたために、園芸名としてはゼラニウムの呼び名が残ったのである。 園芸店などでも、本属植物の一部をラテン名で ペラルゴニウム (Pelargonium) で呼び、その一方で本属植物の一部を「ゼラニウム」と呼んでいることがあり、これらは全然別の植物のような印象を与えていることがある。ペラルゴニウムとゼラニウムを意識的に区別している場合は、ペラルゴニウム属のうち一季咲きのものをペラルゴニウム、四季咲きのものをゼラニウムとしているようである。 (…引用ここまで) ≫ページ内リンク一覧(目次)に戻る |
当サイトでは、魅力いっぱいのゼラニウムの上手な育て方と栽培法を、わかりやすくご紹介しています。当サイトのすべてのページは、本文下の総合ページリンクからご覧いただけます。 |
スポンサーリンク
|
●ゼラニウムの基礎知識 |
|
●ゼラニウムの特徴と種類 | ●ゼラニウムの学名と園芸名 |
●ゼラニウムの花の特徴と花色 | ●ゼラニウムの花言葉 |
●栄養系ゼラニウムとは? | ●ニオイゼラニウムの特徴と種類 |
●ゼラニウムの育て方 |
●丈夫なゼラニウムの苗の選び方 | ●ゼラニウムの育て方・4つのポイント |
●ゼラニウムの寄せ植えのコツ | ●ゼラニウムをハンギングで育てるコツ |
●7月のゼラニウム栽培・置き場所・水やり・追肥の注意点とポイント | ●8月のゼラニウム栽培・置き場所・水やり・追肥の注意点とポイント |
スポンサーリンク
|
●もっと上手に育てるために知っておきたいこと |
|
●ゼラニウムに適した生育環境 | ●ゼラニウムの年間栽培スケジュール |
●ゼラニウムの用土と土作り | ●ゼラニウムの切り戻しと植え替え |
●鉢の号数とサイズ・上手な鉢の選び方 | ●ゼラニウムの鉢上げ |
●栄養系ゼラニウムの増やし方(挿し木の方法) | ●ゼラニウムの冬越しのポイント |
●夏のゼラニウムの管理方法とポイント | ●挿し木(栄養繁殖)のメリット・デメリット |
●鉢植えゼラニウムに適した置き場所 |
●ゼラニウムのかかりやすい病気と害虫対策 |
|
●ゼラニウムのかかりやすい病気 灰色カビ病 | ●ゼラニウムのかかりやすい病気 褐斑病 |
●ゼラニウムにつきやすい害虫 カイガラムシ | ●初夏から夏のゼラニウムの害虫対策と薬剤 |
スポンサーリンク
|
当サイトについて | 個人情報保護方針 | リンク集 |